さろんぶるーは、カフェやアルコールを楽しみながら香川のモノづくりをじっくり感じることができるサロンです。ビルの5階にあり北側の窓側のカウンター席で瀬戸内の風景を一望しながらくつろげるスペースがあります。庵治石を使ったテーブル、木樽の技術を駆使して作られたカウンター、丸亀うちわを組み合わせて作ったランプシェード、漆塗りの器等香川の作家が制作した作品をじっくり感じながらくつろげる空間となっています。実は、その作品の一つが学生時代の同級生の作品だったりして意欲的な作品作りに感銘を受けました。
Urushi Day!であんもち雑煮が食べられるということでその日に訪れてみました。讃岐漆Sinraさんが作る讃岐漆の器に入った雑煮を頂きました。大きいあん餅と奥行きのある白みそのお味噌汁が相まって今までで一番の美味しさのあんもち雑煮でした。お椀は、マット感のあるベージュ色をしていてサラサラした肌触りがあり今までにない漆器という感じでした。石粉塗という技法で、庵治石の細かい粉を漆に混ぜて塗ることでこのような風合いが出ているようです。漆塗りの器は扱いが難しくて結局使わないままの飾り物になることが多いですが、Sinraさんの漆器はとても軽くカジュアル使いができてデザインも良いので実際に家で使ってみたいなと思いました。
さろんぶるー
香川県高松市北浜町5-5 5階
撮影のポイント
撮影した日は、濃霧注意報が出ていてかなり湿度が高く外気も寒かったので室内に入ると寒暖差でカメラのセンサーが曇ってしまいました。このような場合、直ぐに撮影を始めるのではなくカメラが室内の温度に馴染むまでカメラバックに入れたままにして30分くらい経って曇りが取れてから撮影を始める事をお勧めします。慣らす時間が取れない場合は、カメラとレンズにキャップを付けてキャップの上から使い捨てカイロで少し温めてあげると曇りが取れる場合があります。くれぐれもセンサーやレンズを直接触れたりクロスで拭いたりしないように気をつけてください。触ったり拭いたりすると傷がついたり拭き跡が残ってかえって悪化してしまいます。