桃太郎茶屋は屋島山頂にある あん餅雑煮専門店。すぐ隣には、新屋島水族館や やしまーる があって観光の後にほっこりできるお店です。あん餅雑煮は、江戸時代において砂糖などの甘いものはとても貴重な品で庶民はめったに口にしないものでしたが、お正月に贅沢しようとあん餅雑煮が食されるようになり現在まで伝わってきた郷土料理です。香川育ちの私ですが、子供の頃に一度あん餅雑煮を食べて塩味と甘味の混ざった感じが苦手だったのでそれ以降食べていなかったのですが、何十年かぶりにリベンジしてみようと桃太郎茶屋にあん餅雑煮を食べに来ました。
店内は、古民家風の作りで沢山の民芸品が飾ってありました。やしまーるからこのお店に来るとなんだかタイムスリップした感じになります。注文したあん餅雑煮は、大きめのお椀の中に少しとろみのある白みそのお雑煮であん入りのお餅が入っていてその上に煮込んだ大根と人参、青のりが載ってます。お餅はトロトロ過ぎないちょうど良い感じの伸びがある食感でした。白みその少しの塩味とあんのほんのり甘い感じが絶妙で思っていたより美味しかったです。塩キャラメルもある時代なので塩味と甘味のコラボに舌が慣れたのかなと思います。観光で香川に訪れた際は讃岐うどんだけではなくあん餅雑煮も試していただきたいです。
桃太郎茶屋
香川県高松市屋島東町1821
撮影のポイント
店内の照明はかなり暗めなので外光が入る窓の近くで撮ることをお勧めします。あん餅雑煮を美味しく撮るには、逆光か半逆光になるように配置して斜め上から撮ります。餅を少し裂いて箸で持ち上げて撮ることかできればあん餅と認識しやすいです。レンズは標準でOKです。